
こんにちは、木島と申します。
今回の記事では、30年間大手D社の携帯販売ショップのマネージャーとして従事してきた私が、
キャリア保証に加入できない格安SIM(MVNO端末)でも入れるスマホ保険「さくら少額短期保険株式会社のモバイル保険」についてお話させていただきます。
スマホの補償と言えば元はau,docomo,Softbankなどのキャリアで購入時にオプションで付けるものというイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
しかし近年は格安SIMを使っている人が増えておりスマホに補償を付けられておらず「なんか良い保険はないの」「どの保険に入ったらいいの」と疑問をお持ちの方はたくさんおられると思います。
そこで今回は「さくら少額短期保険株式会社のモバイル保険」について見ていきましょう。

目次
さくら少額短期保険株式会社 モバイル保険とは?
さくら少額短期保険株式会社が提供するモバイル保険はキャリア保証に加入できない格安SIM(MVNO端末)でも入れるスマホ保険であり、更新可能ですが1年間の短期保険となっております。
モバイル端末全般を補償してくれ「外装破損」、「損壊」、 「水濡れ全損」、「故障」、および「盗難」が生じ修理費用などを負担したとき、または修理不能となった場合に年間最大10万円(通算) まで保険金を支払ってくれるのです。
最近のスマートフォンは購入価格が10万円を超える端末も数多く登場しており、それに伴い修理代金も高額になりやすくなっている状況なので万が一のことを考えてスマートフォンにも保険をかけておく必要性は高いといえるでしょう。
補償対象端末とは?
モバイル端末全般とは言いましたがその中でも補償対象になるものが限られているので、その点は注意が必要です。
保証対象端末は以下の通りです。
・日本国内で販売されたメーカー純正の無線通信(Wi-Fi、Bluetooth)が可能な端末
・登録時において破損などなく全機能が正常に動作するもの
・登録時において次のいずれかの条件を満たすもの(1)新規取得した日から1年未満
(2)新規取得した日から1年以上であってもメーカーまたは通信キャリアが提供する有償の補償サービスに加入しており、かつ当該サービスにより補償が受けられる状態※当保険の責任開始後は上記有償補償サービスの加入の継続は問いません。さくら少額短期保険株式会社HP 引用
クーリングオフは出来ない?
またさくら少額短期保険株式会社のモバイル保険は保険期間が1年未満であることから、クーリング・オフの対象外となっているので、こちらも注意が必要です。
クーリングオフとは?
一度契約を締結しても、一定期間であれば無条件で契約の撤回ができる制度
さくら少額短期保険株式会社 モバイル保険の補償内容とは?
保険料・料金 | 月額700円(非課税) |
補償対象端末数 | 3端末 (日本国内で販売されたメーカー純正の無線通信(Wi-Fi、Bluetooth)が可能な端末) |
補償内容 | 「故障」、「外装破損」、「損壊」、「水濡れ」および「盗難」 |
補償金額 | 修理可能の場合 主端末最大100,000円 副端末(2台の合計)最大30,000円 修理不能/盗難の場合 主端末最大25,000円登録端末の購入金額が上記金額以下の場合は その金額を上限に補償 副端末最大7,500円登録端末の購入金額が上記金額以下の場合は その金額を上限に補償 |
加入期間 | 端末購入から1年以内 |
補償期間 | 保険料を支払っている限り永続(1年単位での自動更新) |
補償範囲 | 表示装置、フレーム、マイク、スピーカー、カメラ、操作ボタン、コネクタ、バイブレータ等の通信端末本体の機能に対する修理 補償範囲外の一例サービス利用料や代引き、送料等の手数料/データ復旧/内部点検費用や修理報告書等の書面発行手数料/システムのアップデートなど |
免責期間 | 主端末:なし / 副端末:追加登録時初回のみ30日間 |
支払われる保険金は「主端末・副端末」「修理可能・修理不能」のそれぞれで、どちらに該当するかによって補償額が異なりますので注意してください。
主端末とは、モバイル保険を契約する際に登録することになるメインの端末のことで、副端末はそれ以外に登録できる端末のことを指します。
主端末として登録した端末であれば最大10万円までの保険金が受け取れるので、大抵のスマホの修理代金であれば全額が補償対象になることが特徴ですが登録後副端末から主端末への変更はできませんので注意が必要です。
モバイル保険とキャリア保証を比較してみた
iPhoneユーザーが多いかと思いますのでAppleCare+と比較を行ってみました。
比較項目 | モバイル保険 | AppleCare+ |
---|---|---|
保険料 | 月額700円(非課税) |
iPhone SE iPhone 14 Pro Max1,480円(税込) AppleCare+ 盗難・紛失プランの場合は 700円~1,600円(税込) |
対象端末 | 複数台(最大3台) | 購入端末1台のみ |
加入期間 | 端末購入から1年以内 | 端末購入と同時加入のみ 端末購入から30日以内など |
補償期間 | 保険料を支払っている限り永続 (1年単位での自動更新) |
キャンセルするまで保証期間を延長することができる月額払いのプランがある |
補償内容 |
水濡れや盗難でも補償対象となるのがポイント |
過失や事故による損傷に対する修理などのサービスを、1回につき下記のサービス料がかかる 画面または背面ガラスの損傷
3,700円
その他修理
12,900円
バッテリーの最大容量が本来の80%を下回った場合交換
|
補償金額 | 最大10万円 | 修理代金または交換費用 破損内容によっては自己負担が発生 |
補償回数 | 補償金額以内であれば無制限 | 1年間に2回までなどの制限あり |
モバイル保険では最大3台までのモバイル通信機器を補償対象にすることができますが、AppleCare+に限らずキャリア保証は契約時に購入した端末1台しか対象となりません。
またキャリア保証やメーカー保証では水没・盗難といったトラブル時には補償の対象外となることも多く、保証サービスの利用回数に制限も設けられていますし、、毎月1,000円前後の保険料支払いが発生することになるので金銭的な負担も大きいのが特徴です。
モバイル保険であれば月額700円の保険料を支払えば年間最大10万円までの補償を何度も受けることができます。
万が一の故障はもちろん、水没や盗難の被害に遭った場合でも補償対象となるので、少ない保険料でさまざまなトラブルからスマホ端末を守ることができるので、迷っている方は検討してみてはいかがでしょうか?
さくら少額短期保険株式会社 モバイル保険のメリット・デメリットとは?
【メリット】
- 保険料が月額700円と安い
- Wi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信端末を3台まで補償
- 修理費用保険金として年間最大10万円まで補償
- 古い端末から新しい端末へ登録を切り替えるだけで引き続き補償することができる
- 保険金の請求はオンライン上で簡単に申請できる
- 事前に利用申請を行うことでキャッシュレス修理が受けられる
【デメリット】
- 副端末に登録している端末を主端末へ変更することはできない
- 主端末と副端末で保険金が変わる
- 日本国外で生じた損害は補償対象にならない
- バッテリー交換や自然故障(経年劣化)に関しては対象外
手続きはネットが主流となっている(スマホの操作に慣れていない人にとっては若干不便かと)
モバイル保険の補償範囲
補償範囲となるもの | ・表示装置 ・フレーム ・マイク ・スピーカー ・カメラ ・操作ボタン ・コネクタ ・バイブレータ等 |
---|---|
補償範囲外となるもの | ・サービス利用料 ・代引き ・送料等の手数料 ・データ復旧 ・内部点検費用 ・修理報告書等の書面発行手数料 ・システムのアップデートなど |
さくら少額短期保険株式会社 モバイル保険の申し込み手続きの手順とは?
モバイル保険は、web上でカンタンに申し込むことが可能となっております。
1.お申し込みフォームでお客さま情報を入力
まずは、webサイトへアクセスし、お申し込みフォームからお客さま情報を入力します。
その際は、重要事項説明をしっかり確認し同意した上入力を行いましょう。
2.端末情報の入力
補償の対象にしたい端末の情報を入力し、事前に撮影して用意した端末の写真をアップロードします。
※端末登録においては、1契約で3台まで登録が可能。
※後から追加で登録することも可能。
2.支払い情報を入力
保険料の引き落とし先の情報を入力します。
WEB上から申し込む場合は、クレジットカード払いのみとなっておりますのでご注意ください。
4.審査
モバイル保険の申し込みが完了後審査に入ります。
審査は、お申し込み完了日の翌営業日から開始されますが、金、土曜日に申請した場合は月曜日の審査となります。
※審査において確認事項が発生した場合は、メールにて連絡が入る
5.マイページ用のIDがメールで届く
審査が完了したら、登録したメールアドレス宛に、案内メールが届きます。
マイページログイン用のIDと初期パスワードが記載されているので、登録内容に誤りがないか、しっかりと確認を行いましょう。
さくら少額短期保険株式会社 モバイル保険 まとめ
モバイル保険は、さくら少額短期保険株式会社が販売するスマホ専用の保険になります。
キャリア保証と違い、最大10万円までの補償が受けられ、補償額の範囲内であれば何度でも補償が可能となっており最大3台まで日本国内で販売されたメーカー純正の無線通信(Wi-Fi、Bluetooth)の登録が出来るのが特徴となっております。
格安SIMを使用している方、スマホの画面割れや外装破損、水辺やお風呂場でスマホを使う機会が多い人は、これを機に「さくら少額短期保険株式会社のモバイル保険」をご検討されてみてはいかがでしょうか?
